アンチエイジング心【瞳美容】
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瞳美容
~目と目周りのナチュラルビューティといつまでも輝く瞳を目指して~
目のみならず、全身からのアンチエイジングアプローチをご提案出来ればと考えております。
心の持ち方について
『目は心の窓、目は口ほどにものを言う。』と言われるように心のコンディションは眼に現れると思います。
心と目の関係を少しずつ分かってきています。
病は気からといいますが、幸せを感じている人の方がドライアイの症状を感じないということや、ドライアイの人は睡眠の質が低下していると報告されています。
またVDT(Visual Display Terminals)症候群は、パソコンなどのディスプレイを使った長時間の作業により、眼や身体、心に影響を与える病気で、イライラ、不安感、抑うつ状態などの精神症状が出ることもあるようです。涙の分泌は、副交感神経に支配されていて、副交感神経優位になると涙腺から水が、マイボーム腺から油が出やすくなるといわれています。
笑うとNK細胞が活性化され、免疫力が高まることは知られています。笑ったり感謝したり、副交感神経優位になる生活を心がけたいですね。
また、女性が形から入って「目ヂカラ」を上げたいと思うのも当然のことだと思います。ただ「瞳美容」で気をつけていただきたいことがいくつかあります。
ドライアイ、眼精疲労
パソコン、スマートフォン、タブレット端末の著しい普及でドライアイや眼精疲労の患者様が急増しています。
最近では、これらから発せられるブル―ライトによる眼精疲労や不眠の可能性の研究も始まっています。
眼精疲労により血流が悪くなり目の下にクマができたり、ドライアイの原因になるようなメイクやタトゥーには気を付けたいですね。二重まぶたにするアイプチもドライアイの原因になることがあるようです。
ドライアイのタイプは、涙液減少型、蒸発亢進型、BUT短縮型に分けられます。
中でも蒸発亢進型に含まれる睫毛の内側に並んでいるマイボーム腺の機能不全は、化粧品やタトゥー、加齢、炎症、細菌感染、ホルモンの異常などで起こると言われています。
また、パソコン、エアコン、コンタクトレンズも蒸発亢進型に含まれます。
目を大きく見せるためのインサイドライナーは、マイボーム腺の出口を塞いでしまうことがあります。また、アイシャドウやアイライナーがマイボーム腺の上に滲んでいることもしばしば見受けられます。
対策
●リッドハイジーン(眼瞼洗浄)をしてマイボーム腺を清潔に保ちましょう
●温パック(40℃~42℃位)※ただし、眼に炎症のある時は控えましょう
●マッサージ(血行も促進され目の下のクマ対策にも)
●VDT(Visual Display Terminal)作業時の注意
・1日の連続VDT作業時間が短くなるように配慮する
・連続作業時間が1時間を超えないようにする
・作業と作業の間に10分~15分の休止時間を設ける
・連続作業時間内において1~2回の休止を設ける
●テレビやパソコンの画面は、眼より下方に置きましょう
●机は直射日光を避け、画面は照射が反射しないように置きましょう
●空気が乾燥している季節では加湿器を使うと良いでしょう
コンタクトレンズ
上手に活用するために注意したいこと
サークルレンズやカラーコンタクトレンズで目ヂカラをアップして気分を変えるのも良いと思います。
しかし、アイメイク用品のひとつという意識で使用して、眼疾患を招いてしまうことがあります。
最近では安全性の高いカラーコンタクトレンズの開発も進んできています。眼科を受診し、以下のことに注意して正しく装用しましょう。
サンドイッチ構造になっているか、表面が平滑か、素材や酸素透過率はどうか等をチェック。
また、メイク前にコンタクトレンズを装用し、メイク落としをする前にコンタクトレンズをはずすようにしましょう。
コンタクトレンズはドライアイの原因になるといわれています。定期検査を受けながら上手にオシャレを楽しみたいですね。
まつ毛メイク
つけまつ毛やまつ毛エクステ、まつ毛パーマは大人気です!お化粧をしなくてもまつ毛メイクだけは外せないという若い女性も多いようですね。
角膜炎や結膜炎になっているのに痛みを我慢してまでまつ毛メイクをして外来を受診する方も。
まつ毛メイクは確かにお顔の印象が変わるので、同じ女性として気持ちは分かります。
しかし、近年トラブルの件数も増加してきているようですので、下記参考にしてください。
つけまつ毛
つけまつ毛用ののりで人気があるもののひとつに、アクリル樹脂(医療用のり)を主成分としたものがあるようです。絆創膏と同じ成分で安心ということですが、繰り返し使用したりしてかぶれるケースもあるようです。
まつ毛エクステ
眼の周囲をしっかり洗うとエクステが取れてしまうという理由から、つい不潔になるようなことがあるようですので気を付けたいですね。まつ毛用ブラシも清潔に。
勿論、接着剤が目に入るようなことがあると眼の病気の原因になります。(目に入らないように工夫されているようですが)
その他、アレルギー反応にも気を付けましょう。いつもは症状が出なくても、体調の悪い時にはまぶたが腫れたりするケースも。
体調のすぐれない時は控えましょう。
まつ毛パーマ
パーマ液が目に入らないようにくれぐれも注意しましょう。
特に、アルカリ性のパーマ液は角膜炎や結膜炎などの眼の病気を引き起こします。
グラッシュビスタ外用液
日本で初めて承認されたまつ毛貧毛治療薬
緑内障の臨床試験においての副作用として、まつ毛の成長が高頻度に発現したことによりまつ毛貧毛治療薬として2008年FDA(米国食品医療品局)で承認され、ラテース®として販売されていました。2014年3月に日本でも医療用医薬品として厚生労働省から製造販売承認を受けました。日本人を対象とした臨床試験でも投与4ヶ月後において、長く、太く、濃く、際立ったまつ毛を得るのに有効であることが示されています。
しかし、副作用として結膜充血、眼掻痒症、眼乾燥、皮膚色素過剰(眼瞼色素沈着)などがあります。眼瞼色素沈着は中止することで元に戻ると言われていますが、虹彩の色素沈着は元に戻らない可能性もあり、注意が必要です(日本人ではあまり目立たないと思われますが)。
また、活動性のある眼内炎症(ぶどう膜炎)のある方や黄斑浮腫の危険因子のあることが分かっている方は慎重に使用する必要があるとも言われています。上眼瞼辺縁部に塗布される総用量は点眼に比較すると約5%程度であると言われていますが、目の異常を感じたら眼科医にご相談されるのが良いと思います。
アイクリニック天神では、まつ毛メイクにより貧毛になった睫毛に対して、『ヘアグローストリートメント』を行っております。お気軽にご相談ください。